■1998/01/25 ランドクルーザー100
なんか気が付かないうちにトヨタから、ランドクルーザー100とか出てるし... とうとうV8の4,700ccだって。スゴイです。今時そんなでかい排気量の車にのるリッチな方々がどの程度いるのでしょうか。ワゴンは無鉛プレミアガソリンで、バンは軽油なんだけど、軽油はともかく無鉛プレミアガソリンは定地走行でリッター9.4Kmと書いてあるから、どう考えてもリッター5〜6Kmしか走らないよね。スゴイです。タンク容量が96リットルですから、リッター110円としても満タンで10,560円。とてもじゃ無いけど払えません。長野往復で約500Kmとして、リッター5Kmだとガソリン代だけで11,000円が消える計算になります。
で、なんで気が付かなかったかというとですね、最近はすっかりオープンカーの方に興味が移ってまして、「Rover MGF」とか、「マツダ ロードスター」なんかを注目してたからなんですね。
今やサファリはすっかり長距離の移動と荷物の搬送車になってしまいました。なにしろ、あんまり面倒みてやんないから、先週なんかバッテリー上がっちゃうまで気が付かずに乗り続けたほどですから。(^^;)
※ディーゼル車は、一度エンジンがかかってしまえばバッテリーが上がっていてもエンジンの動作には影響ありません。エンジン始動ができなくなるだけです。で、私みたいにガソリンスタンドで給油するときにエンジンを切って、再始動できなくなって初めて気づくのです。注意しましょう...
■1997/11/24 雪道の怖さ
私、スキーなんて物を趣味としておりますので、一年の半分位は雪の降る長野県一帯を走り回っておりますもんですから、雪道に関しては結構うんちくたれることができるんじゃないかと思っております。なにしろ、レオーネの頃からサファリに至る現在まで、冬の長野を走り回ること10年。たいていのことは経験しております。これから雪道を走ろうという方で、いまいち自信のないあなた! 私の話を読んでおいてそんはないですよ。
●意外と知られていない雪道事情
私の経験から言うことなのですが、意外と冬の時期に事故が多いのが11月から12月。それと、3月から4月なんです。なぜかというと、まさかこんな時期に雪なんか降らないだろうと、安易にタカをくくった雪道素人さんが走って来るからなんですね。当然、普通のタイヤ(以後、夏タイヤと称す)です。チェーンなんて持ってません。この時期の寒冷地は、さすがに雪は降りませんが夜半には零下まで気温が下がります。ということは、日中雨が降っていたりすると当然路面が濡れたまま夜になるわけですから、雪道素人さんが夜中に走ってくると凍結した道路に気づかずに突っ込んでいくんですね。危ないです。何も考えてませんからとても危険です。夜中に対向車と正面衝突するケースがこのパターンですね。
私の場合、11月中旬にはスタッドレスタイヤ(以後、冬タイヤと称す)に履き替えます。やはり、この時期はいつ何時路面状態が変わるかわからないので、冬タイヤでないと恐くて走れません。
もちろん、昼間なら安全かというとそんなことは絶対にありません。毎年スキー場に向かう道路で見かけるのですが、盛大に後輪を振り回しながらタコ踊りをしている乗用車のなんと多いこと。気象条件次第ですが、11月とはいえ降るときは降ります。そして降れば真冬となんら変わらないのです。
●なんで冬タイヤがいいの?
理屈はともかく、冬タイヤは夏タイヤよりも滑りにくいからです。難しい話は私ではまともに説明できませんけど、まず夏タイヤよりも冬タイヤの方が気温が低くても柔らかいので雪を捕らえやすく滑りにくいです。逆に気温が上がると柔らかすぎますから、夏場に使用するとフニャフニャとした操舵感になるのでかなり問題があります。また、サイプといってタイヤの溝(パターン)が違います。最近の冬タイヤは波形サイプといって、さらに雪上での密着度(以後、グリップと称す)が上がるようになりました。この波形サイプ。もともとはミシュランというタイヤメーカーが独占していたのですが、1997年から各社共使えるようになりました。だから、1997年型の冬タイヤはさらに機能が上がっています。シーズン落ちの冬タイヤを安いからといって買わないよう注意です。
私のように毎週のように長野を往復する場合、長野に行くたびにチェーンを巻くのはしんどいです。だから私も冬タイヤを履くようになりました。同様な理由で長野の人達は冬の間はずっと冬タイヤを履きっぱなしです。私の場合、長野に行くときだけ冬タイヤを使う方がいいのですが、どうせ高速道路走るんだし、毎回毎回冬タイヤと夏タイヤを付け替えるのもしんどいので、毎年11月になると冬タイヤに履き替えて、5月の連休明けに夏タイヤに履き替えてます。
例えばサファリの大型タイヤの場合、11月に新品の冬タイヤを履き、翌年5月に前年のタイヤを履き直し、翌年11月に2年目の冬タイヤ、翌々年5月はそのままはきつぶしてしまい、翌々年11月に新品の冬タイヤを履くようにすると、無駄な出費がおさえられます。その結果、見た目はずっと冬タイヤを履くことになりますが、実際のところ2年使用した冬タイヤは、ゴムも変質して固くなりますし、タイヤ自体も摩滅していますから、実際夏タイヤ状態と言っても過言ではありません。RV系用語では「M+S:マッド&スノウ」の「M:マッドのみ」というタイヤの状態になっているのです。でも、私の経験から言って、この「M+S」タイヤで走ってる4x4は夏タイヤと同じ状況です。やはり冬場は冬タイヤでしょう。※もちろん普通乗用車の場合は別です。やはり夏はちゃんとした夏タイヤを履きましょう。
もちろん、年に数回しか雪道なんて走らないという人にはもったいないです。そういう人はチェーンで十分ですけど、やっぱ冬の寒い中凍えながらチェーン巻いてるのを見ちゃうと、年に数回でも冬タイヤ履いていた方がいいけどね。スマートにスキーに行こうという人は冬タイヤを買いましょう。普通乗用車なら3〜4万円程度でしょうか? 私の場合、31/10.5R15という巨大なタイヤなので7万くらいします。
●雪道って
一言で雪道と言っても種類があります。雪の降り始めで、解けた雪と降った雪が混ざって、シャーペットのようになっている状態や、何台ものクルマで積もった雪が踏み固められた「圧雪路」。氷まじりの路面。冬タイヤによって磨き上げられた「ミラーバーン」等など、雪道はその時の状態で様々な状況を見せてくれます。
みんな知ってるとは思うんですけど、このような雪道を走る上での常識中の常識に「急の付く動作をしない」というのがあります。急ブレーキ、急ハンドル、急アクセル等のことですね。でも、できればこの常識をもう少し拡大解釈して、なるべくブレーキを踏まないですむような運転を心がけてください。
私が毎年悩まされているのが、カーブの対向車が繰り出す「カウンターアタック」なんですよね。みなさん、雪道ということを忘れて、カーブを曲がっている最中にブレーキを踏むもんですから、ブレーキを踏んだ瞬間に滑り出して、後輪が私の方へ突っ込んでくるんです。私、最近はこれを察知してよけるすべを覚えてしまいました。とにかく、冬タイヤといえどもきっかけさえあれば簡単に滑ります。チェーンを巻いていても滑るときは滑ります。注意しましょう。
●雪道を走るコツ
カーブの手前でエンジンブレーキ等を併用しつつ十分に減速し、カーブを走行中はアクセルもブレーキも踏まないことです。アクセルもブレーキも踏まないことで、タイヤは横方向のグリップを最大限に発揮できます。嘘だと思ったら試して見てください。本当に違うんだから。って、実際にやった奴が言うんだから間違いありません。(^^;)
もし滑ってしまったときは程度にも寄りますが、クラッチを抜く(クラッチペダルを踏む)とグリップが戻ります。オートマチック車の場合はニュートラルですが、馴れないと危険なのでアクセルペダルから足を離す程度でしょうか? 何にしても、加速や減速は直進状態でのみ行いましょう。これだけで随分安全に走行できるようになります。
●よくある事故例
これらのほとんどが、4x4と冬タイヤで回避できることが多いのです。できれば冬タイヤを履きましょう。おまけにチェーンを持っていれば最強です。4輪共にチェーンを履くとさらに最強です。でもスパイクタイヤ(既に使用禁止)にはかないません。
>峠道
馴れた人であれば、クルマのライトに反射する道路の光りかたで判断できますが、凍結していることに気づかずに峠道などを上りはじめてしまい、沢山のクルマが滑って上れなくなり、慌ててチェーンとか巻きはじめるため渋滞します。そこへ次々と後続車が上ってくるためさらに渋滞になる。当然、止ってしまうと後続車の再発進は不可能になり、クルマは次々と坂道を下がり初めてします。ここへ、上から下ってくるクルマが突っ込んでくるとかなり大きな事故になるケースが多い。道路上に融解剤(白い玉)が撒かれていなければ、一度歩いてみるといい。凍っていれば歩けません。
>高速道路
普通に走っているとまず気が付かない。ちょっとしたきっかけでブレーキ等を踏んだ時に滑ります。滑ったらヤバイです。もともとスピードが出ていますから、あっという間に玉突き状態になります。ちょっとでも不安だったらスピードを落とすことです。
>交差点
もう、どうしようもありません。いつもの調子でブレーキ踏んで、滑って追突か、ブレーキが間に合わないかのどちらかです。先行車との間にクルマ一台分開ける位の気持ちでブレーキを踏みましょう。
>カーブ
対向車に驚いてブレーキを踏む。思いの他スピードが出ていたので、いつもの調子でブレーキを踏む。そのまま後輪が滑り出します。見事なカウンターアタックを対向車に対して決めることができます。対向車がいなければ、見事なスピンを体験できます。
>カーブ2
下り坂のカーブでブレーキを踏むと、そのまんまカーブを曲がりきれずに飛び出します。下り坂のカーブの場合たいていそのまま道から転げ落ちるケースが多いです。つまり横転します。4x4がよくひっくり返っています。4x4は限界点が高いので、事故ると大きいですね。
●まとめ
どこかのCMでも言ってましたが、クルマというのは葉書4枚分の設置面でグリップしているのです。そんな小さな設置面で、雪や氷の上を走ろうとしているのですから、この事を肝に銘じておけば当然のごとく慎重になるはずです。ですから、タイヤにこだわるのもいいですし、チェーンを4輪に履かせるのもいい対処方法です。でも、最終的には本人の運転方法です。習うより馴れろともいいます。がんばって雪道を制覇しましょう。馴れると楽しいですよ。(^^)
寒冷地では「氷上走行会」というものが開催されています。滑るというものを安全に体験できますので、いまいち運転に自信のない方は参加してみてはどうでしょう? まぁ、そこまで行くのに雪道を運転するわけですが...(^^;)
■1997/10/15 フルモデルチェンジ!!
いよいよ「サファリ」がフルモデルチェンジされて発売になりましたねぇ。昨日、日産の営業(カーライフアドバイザーというらしい...)が、早速豪華なカタログをポストに入れていきました。同じ日に横浜日産の広報から、郵送でランドクルーザー80とパジェロ(ショート)の比較パンフレットと、4x4マガジンご謹製のビデオが送られてきました。最近本田に抜かれそうでかなりやばいらしいのに、こんなの出しちゃって大丈夫なのか日産! ビデオの方はプレゼントキャンペーンというのをやっている。
しかし、腐ってもサファリなのよ? なんで、全車標準で「抗菌仕様(ステアリング、シフトノブ、トランスファーノブ、パーキングブレーキレバー、アシストグリップ)」なんてものが付くの? 「運転席・助手席照明付バニティミラー」って何? いつからこんなユーティリティにこだわりだしたの? せっかく働くおじさん達にランドクルーザー80より使いやすいと好評なのに、これで嫌われるな。こうなっちゃうと「トヨタ」の「メガクルーザー」が唯一の硬派オフローダーか? まぁ、軍用だから当たり前といえば当たり前かぁ...
■1997/08/18 4x4は走る凶器?
ちょっと前までよく新聞雑誌をにぎわしていましたけど、4x4(フォーバイフォー)の無謀行為って覚えてません? あれってマスコミがRV(レジャービークル)とかなんとか言ってはやしたてて、流行ものにすぐ飛びつく悲しい性に縛られた日本人が、俺も俺もと4x4を買いに走った結果だということに気づいているのでしょうか。
昔から4x4に乗っている人達がおこした事故なんて皆無なんですよね。大抵が「昨日今日4x4を買いました!」、っていういような4x4初心者が大した知識も無いくせに海岸走ったり、川渡ったりした結果なんですよね。現にブームがすぎた現在、そのような事故が起きてますか? 起きてませんよね。何もかも流行物に飛びつく悲しい日本人の性がもろに出てますね。そういえばサッカーブームはどうなったんでしょう? いつまでたっても成長しないよねぇ...
大体少しでも知識があれば、渡河(川渡り)や海岸走行がどれほど危険な行為かなんてことは想像がつくんです。川には深みがあるかもしれないし、大きな石があるかもしれない、ここで車が動かなくなったらどうしよう。そういう事を考えれば自ずと行動も慎重になるはずです。当然、単独行動なんてしませんね。最低でも2台か3台で動くようになるし、それなりに自分の始末は自分でつけられるだけの道具と知識がなければ川渡りなんてしちゃいけないんです。また、海岸走行なんてこと自体が日本では無理なんです。その砂丘の先に人が寝ているかもしれないと思っただけで入れません。広大な砂地走行なんて管理された敷地でも所有しない限り恐くてできないでしょう。当然、数少ない海岸走行が可能な場所を走るには、大勢の人達が安全確認をしてそれなりの管理体制で走らなきゃいけないんです。その結果必順的に4x4の同好会、つまりクラブが発足するのであり、これらのクラブは初心者への教育と4x4でしかできない走行方法の技術会得のための貴重な場所となっていくわけです。
そうやって、数少ないクラブの中で少しずつ育っていた4x4の世界に、マスコミがブームを持ち込んできました。当然マスコミはクラブの華やかな走行会や、派手な渡河シーン、海岸走行等の写真やレポートを載せてはやしたてます。流行にのって4x4を購入する初心者は、「俺も4x4を買ったらこんな格好いいことができるんだ!」って勘違いするんですよね。これで大変な事になります。何の知識もない4x4初心者が無謀に渡河して車ごと流されます。浜辺で日光浴している人の上に車で飛び込みます。動植物の保護地に車で乗り入れて荒らしまわります。こうして4x4悪人説が出来上がっていったわけです。つまり、昔から周囲に影響を与えないように秩序正しく4x4を楽しんでいた人達は、マスコミの煽動にあおられた一般大衆に翻弄され、自らのフィールドを失っていったわけです。
今はすっかりブームも去り、4x4が悪者のごとく新聞雑誌をにぎわすことも無くなりましたが、昔から4x4に乗っている人達は突然冷たくなった営林署に林道のゲートを閉められ、唯一の海岸にもゲートを築かれ、今や民営の走行場以外に走ることができないありさまになってしまいました。私もすっかりあきらめてしまい、今やせいぜい雪道で楽しむ程度になってしまいました。(;;)
<閑話休題>
4x4の楽しみ方の一つが上記の悪路走行(クロカン)というやつなのですが、まったく違う方向として4x4のドレスアップというのがあります。私はどうにも理解できないのですが、使いもしない巨大なランプや、カンガルーバンパー(ブッシュバーともいう)と言われる巨大なバンパーで飾り付け、無意味に車高を上げたり下げたりと多種多様な改造を施して楽しむ人達もいます。基本的にこの手の改造をする人達は、おとなしく都市部を走り回るだけなので単にでかくて邪魔なだけなのですが、彼らは実は大変危険な車なのです。
カンガルーバンパーというものは見た目にも巨大で、車の前部に取り付けますから非常に威圧感を与える物なのですが、そもそもこういった製品は日本では必要無いはずなんです。だってカンガルーバンパーですよ? この製品の目的は、道路に飛び出してくるカンガルーをはねても車が傷つかないようにするためですから、日本ではまったく意味が無いんです。もちろん人間に対しても有効ですから、人間をはねても車はまったく傷つきませんね。もちろんそのような目的でこのバンパーを付けている人はいないはず(?)ですが、単なるファッションというか飾りとして装着するにはかなり危険な製品であることは間違いありません。とはいったものの、もともとオーストラリアで生まれた製品ですから、北海道あたりなら本来の目的で使えるかもしれませんね。(^^;)
乗用車の設計思想に、人をはねたときにどうやって前部のボンネットで衝撃をやわらげるかというものがあります。つまり車の前部に人があたったときに、どのように人を車に衝撃を少なくして激突させるかという設計です。やけにボンネットが柔らかい事に気づいた人はいますか? エンジンも人の頭部が直接当たりにくいところに設置されていることをご存知ですか? 4x4自体がそのような設計が難しいのに、そこへカンガルーバンパーを取り付けるような車は、殺人カーと呼ばれてもおかしくないほどに無神経な車と言って言い過ぎではないでしょう。
他にも無意味に車高を上げたり下げたりしている人達。自ら車の走行安定性を失うような事をして何が楽しいのでしょうか? 特にハイリフトと呼ばれる、チョロQみたいな4x4を見ると今にも転がりそうで見てるこっちがハラハラします。おまけに彼らは周囲の状況がまったく見えてませんから、なるべく近寄らないようにするのが賢明です。
■1997/08/18 オーバーホール?
15万Kmも走ると、さすがのディーゼルエンジンもくたびれてくるですよ。最近特に力が無くなってきました。中央高速の須坂手前の上り坂も5速で登れなくなってしまった...(;;) 黒煙も酷いし、そろそろオーバーホールした方がいいのでしょうか? なんだかんだいって、カプチーノ改めビート購入計画も頓挫したことだし。ここは思い切ってエンジンオーバーホールするしかないか? う〜みゅ、また金がかかるぅ...
■1997/05/25 フルモデルチェンジ?
うぉ〜! なんか、今年の秋にサファリがフルモデルチェンジするという情報が入ってきた。今年は小回りが効いて維持費のかからない軽自動車を買おうと思っていたのに悩むなぁ。でも、どうせランクル80みたいに丸っこくなってくるだろうからきっと気に入らないだろうな。やはりカプチーノの中古でも買おうか? でも100万するしなぁ...
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